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【わたしのこだわり・材料編】もち小麦ってなに?

「もち小麦」って聞いた事ありますか? 

これは「もち麦」ではありません!!


先月幕張メッセで開催された「2023 モバックショウ/国際製パン製菓関連産業展」に

行ってきました!

毎回新しい情報や新素材などの情報をインプットする為に出向くのですが、

今回も新しい出会いがありました。


沢山の製粉会社が出店している展示会なので、普段使っている製粉会社も含め、

ほぼ全てのブースで情報収集すること2日間💦

中でも気になったのは「もち小麦」!

これは、もち性小麦品種の「モチハルカ」100%で、

強力系品種でアミロペクチンが主体という特性を持っています。


アミロペクチンが多いと、もちもちした食感になると言われていますから、

わあ!ベーグルに使ってみたいな!と思い、早速取り寄せてみました。


まずはいつもの配合を変え過ぎずシンプルにして、さてどうなるか…

粉自体の印象は、やや赤っぽい。そして非常に微細。

これは石臼引きだからかもしれません。


【生地作り】吸水がとても良い。捏ねているとすぐに軟化する。

【発酵】やや遅い印象。


ここで「え~ぇ大丈夫か?」と思いつつ、基本に忠実に、いじらずシンプルにやってみる!


【成型】するタイミングで、生地がとてもシルキータッチなのに驚き!


坦々とステップを経て完成!!

試食してみると...


驚くほどのしっとり感ともちもち食感。

しかも内層はふんわりと伸びている。

いわゆる“もち”から連想する様なもちもち感ではなく、クラスト薄めで噛みしめるとむぎゅっという食感。

まずはシンプルなレシピで美味しく出来たので、好みに近づけるべくアレンジを加えてみよう💪色々な粉とのブレンドも試してみたい!たぶん強めの粉と相性よいのかな...とか、いろいろ妄想が広がります(笑)


この もち小麦粉、でん粉の特性が出る多加水長時間発酵で使用すると、もちもち感としっとり感が出るというものなんですね。


普段私は、北海道産の小麦粉を使う事が圧倒的に多いのですが、最近、九州小麦 にも興味が湧いていたところだったのです。

今回出会ったもち小麦粉「石臼挽もち小麦粉 紅

を作られている製粉会社は、熊本製粉さん。

ご興味のある方はお取り寄せしてみては?


次の日には、黒糖食パンもつくってみたので、次回お話しします✐


CIAO!

記事: Blog2 Post
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